こんにちは(^^)
最近本格的に寒くなりましたが体調はいかがですか?
コロナウイルスとインフルエンザの同時感染が増えているそうですね。
ケルベロス、グリフォン、フルロナ、
聞きなれない横文字がテレビで流れていて、
いつの間にかコロナの変異株の名前が
神話に出てくる生き物に変わっていました。
皆さんもしっかり感染予防をして第8波を乗り越えていきましょう。
それでは前回ブログの続きです(^^)
第2. 人間が到達した深海、技術
地球上で最も深い海底は、
フィリピン沖のマリアナ海溝にあるチャレンジャー海淵(かいえん)で、
その深さなんと10920mあります。
数字だけでは想像できないので、
地上ではどのくらいの高さなのか比較してみると、
世界の高い山で有名なエベレストが標高8848mです。
国際線の飛行機は、
8000~12000m前後の幅で約10000m上空を飛んでいるそうです。
飛行機雲の先端の本体は見えないくらい小さいですよね(^^)
最も深い海底への距離はそのくらい遠いのです。
スイスで設計、イタリアで製造されたトリエステ(潜水艦)が
1960年に地球上で最も深い海底(チャレンジャー海淵)に到達しました。
2012年に「ディープシーチャレンジャー」が
ほぼ同じ深度に到達するまで、
有人でこの深度に達する探査艇はなかったそうです。
トリエステの乗員は2名で、
5時間かけて潜降して海底に20分とどまり、
3時間15分かけて無事帰還されています。
宇宙開発で用いられるものに近い生命維持装置を持っていたそうですが、
現在から80年前に、有人で無事に帰還するとは本当に凄いことですね。
このマリアナ海溝の最深部の水圧は、
1㎠(小指の先くらい)に1トンの重さがかかります。
例えると、クロサイ(動物)の平均体重が1.2tなので、
小指の先に少し小さめのサイが乗るくらいの圧がかかっています。
そこに存在するだけで、とてつもない力が常にかかるので、
それに耐えられる構造でないといけません。
日本では1995年に、日本の無人探査機「かいこう」が同海底に達しています。
そして最近では、今年の8月に日本周辺の深海調査を行っているグループが、
小笠原海溝で日本人としては初めての水深9801mの深海に到達して
60年ぶりに日本人としての最新記録を更新したというニュースがありました。
深海への夢が広がり、胸が躍ります。
こちらはアメリカの民間調査会社によって作られた
フルデプス有人潜水艇「リミッティングファクター号」だということです。
現在運航中の「しんかい6500」という日本の有人潜水調査船があるのですが、
これは大深度まで潜ることのできる、世界でたった7隻しかないうちの一つで、
日本のみならず世界の深海調査研究の中核を担う役割を果たしているそうです。
この「しんかい6500」についてのニュースや話題が、
とても魅力的なので、次のブログでまとめて紹介したいと思います (^^)/
それでは今回はこの辺でおわります。
次回は「しんかい6500」のお話です(^▽^)